とても当たり前のことですが、健康であることは大切です。
元気でなければ、したいことがあってもできません。
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私はもともと好き嫌いがなく、食べることが大好きなので、若い頃は、好きなものを自由に食べていました。
結婚をして、子どもたちが生まれて、家族の食を担うようになって、食への意識は変わりましたが、ベースとなる情報はテレビの料理番組、健康番組ぐらいのものであったと思います。
その後「人生の荒波」と呼ばれるものを生きていく中で、私の心も身体も疲れ切って、悲鳴をあげ、健康の大切さをひしひしと感じた結果、ヨーガに行き着いたわけですが、始めは「身体を動かすことで、心もスッキリするんだ!」という、ごくシンプルな心地よさに助けられたものです。
学んでいくうちに、食のこと、睡眠のこと、考え方など「へえー、ヨーガってこんなことにも関係するんだ」ということに、驚きを感じながら、あれよあれよとこの道を進むことになり、今に至ります。
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どんなものを、どんな風に食べることがベターなんだろうと、ありとあらゆることを試してきました。
マクロビオティック、アーユルヴェーダ食、など実践しようと試みたけれど、どうしても私には合わない部分がありました。
(もちろん、それらの学びは素晴らしく、腑に落ちることは現在も取り入れて、大事にしています)

今感じているのは「私のDNAに合わせると、和食がいちばん」ということです。
人の身体の仕組みは、昔とそう変わっていないといいます。「昔の日本人は、これを食していたかな?」という基準でみると、世の中に溢れているカンタン食は不自然なもの……。
これだけは、なかなか辞められないと思っていた、朝のパンを辞めて炊き立てのご飯にし、手作りの味噌で汁もの、糠漬け、鰯などを食べるようになって、身体だけではなく、感情にも落ち着きを感じています。
毎日の珈琲、甘いものが必要ではなくなります。
習慣で「なくてはならないもの」にしているのは、依存だったんですね。「自分へのご褒美」が「甘やかし」になっていたことに気づきます。
とは言え、家族・友人みんなに理解してもらえるわけではないし、私自身も息が詰まるので、たまのお楽しみもアリ(^-^)ってことで!
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この春休み、息子家族といっしょに味噌作りをしました。みんなの手に住んでいる常在菌さんも仲間に加わって、床下で味噌作りに貢献してくれているはず(^-^)
味噌甕を開くのは来年です。自分が関わったものだからこそ、身体との親和性は高いでしょう。
食べたもので、私たちの身体と心は創られます。
このことをちょっと意識して暮らしてみませんか。
朝霧カタツムリ

味噌甕に被せた新聞紙に「おいしくなあれ」のメッセージ。