朝のおしゃべり

 

表立った活動がフリーズし、行き場のないエネルギーが「何処か」を探していたあの数年・・・今ではまるで嘘だったかのように、世の中は動いています。

 

エネルギーは内にぎゅうっと押さえつけられると、その反動で外へと解き放たれる訳で、私自身、それまで「壁」とも認識していなかったモノを取り払うことはできました。

 

今まで、出掛けなかったような場所に出掛け、出逢えなかったような人々と出逢うことができ、それは大きな変化だし、有意義なことでした。

 

しかし、最近思うのは、世の中は以前より混沌としているということ。表向きはイベントごとが立ち並び、活気づいているように見えますが、そのどれもが一発屋のように刹那的で、いくら水を補っても補っても、深いところまで水が届いていない印象をぬぐい切れないのです。

 

行動の積み重ねはとても大切だけれど、何でもいいから行動すればいいというものではありません。

 

息が浅く、本音を語っているようで語れていない、飛躍の前の深いしゃがみ込みができていない、焦り一杯の感じが、世の中全体に在るような気がします。

 

これは、批判でなく、観察です。

 

では、どうすれば? 

 

それには、やっぱり、自分の内なる声を聞き続けること。

 

これまで、ずっとやってきたのは、流行りものではなく、【普遍的なもの】だからこそ、信じるに値するのです。

 

今日はわかりにくい内容かも知れません。

 

しかし、今の私の中にある考察です。

 

世の中が忘れていることは「縁」です。内側(あなた自身)との縁。すぐそばに在るもの(家族、友だち、家にある物)との縁。

 

誰とでも仲良く、円満に、というのは現実的にむずかしいですよね。でも、うまくいかないことは、あなたに与えられた宿題みたいなものなんです。

 

その宿題を、わたしに丸投げする人もいらっしゃいます。それは「あなたがすべきことなんですよ」とお伝えしています。

 

私にできることは、ヨーガという手立てをお伝えすることだけです。

 

一生をかけて、宇宙の営みの一部として存在するあなたを理解しようと努めることです。

 

外に外に求めるんじゃなくて。

 

あなたの内に内に入り、いちばん奥に座っているほんとうのあなたと握手するのは、他の誰にも無理なことだから。

 

 

 

朝霧カタツムリ