虚心坦懐

 

6月1日。講座の前に、岩屋神社にお参りし、おみくじをひきました。

 

「虚心坦懐」(きょしんたんかい)という四文字を頂戴したのですが、これは二度目のことでした。その場に掲示された九十九並んだ四文字熟語から、同じ言葉を二度も引き当てるのだから、心して取り組もうと思っています。

 

普段使わないむずかしい言葉なので、あらためて辞書を引きますと「先入観を持たず、広く平らな心。心になんのわだかまりもなく、気持ちがさっぱりしていること。また、そのように事に臨むこと」とありました。

 

その夜、日記に書き留め、何の気なしにぱらぱらと前の頁をめくったら、「虚心坦懐」の文字が目に飛び込んできました。

 

なんと、前回引いた時は、星まわりが双子座満月のとき、今回は双子座新月を目前にしたとき、という不思議な一致でした。

 

「心になんのわだかまりもなく、気持ちがさっぱりしていること」とは、読んでいるだけでも心地の良い感覚が拡がります。

 

思えば、私はヨーガによって、いつもそういう「場」に戻してもらっているのです。

 

その平穏な「場」から心が離れたら、「今、離れている」ことが分かるし、完全に戻ることが難しい時でさえ、戻る「場」が分かっています。

 

それは、ほんとうに心強いことです。だからこそ、ヨーガを皆さんにお伝えしたいのだと、再認識するに至ります。

 

毎朝毎朝、宇宙の神さまにお祈りするのは「どうか、私がその役割を果たせますように」ということです。

 

 

 

朝霧カタツムリ

 

めだかの水蓮鉢に映った空模様。すべてがやさしく溶け合っています。