今日は３１年目の結婚記念日です。
最近結婚した友人から、「なおこさんたちはどうしてこの日を選んだんですか」と聞かれたとき、その理由を全然覚えていなかったことに気づきました。
その当時は、ちゃんと想いがあって、この日を選んだのかも知れませんが、その当時は「ふたりの」というよりは「結婚」という事実を親戚縁者にお披露目することが一大イベントだったので、きっと家族みんなの事情を擦り合わせ、決めたのではなかったかと思います。全体の流れに助けられて、自然にこの日になったのでしょう。
時代を象徴するような「ど派手婚」ではありましたが、この歳になりますと、参列して下さった人たちの中に、亡くなられた方も多くなり、あの時ではわからなかった、「人が寄って」祝い事や法要を営む意味合いが、いかに得難いことなのかも、感じるようになりました。私たちの結婚を祝うために集って下さった方々に改めて、しみじみとお礼を言いたい気持ちです。
結婚してはじめの数年は、二人にとっての記念日は少なく、この日の特別感はあったかも知れませんが、31年にもなると、記念日だらけになって、今日だけが突出してめでたいとは思いません。けれど、今の私たちには立ち止まる心のゆとりがあり、それなりに感慨深さも味わっています。
最近よく思うのは、我を通し過ぎず、全体を感じて波に乗れば、そして波に乗っている自分を見失わないようにしていれば、だいたいは上手くいっている、ということ。これは、人生を振り返って、今だからわかることかも知れません。
忘れがたき、めでたい日、悲しい日、そして、なんでもないような日常も有り得がたい一日ですね。
朝霧カタツムリ
＊お知らせ＊
集中講座「こころのヨーガ」は、あなたの人生をどんな風に歩いていくのか、自分でデザインしていく意味深い講座です。月に一度、小旅行するような気持ちで、お越し頂けるとうれしいです。心を込めて、あなたに合うようにヨーガをお伝えします(^-^)