明石市長・丸谷聡子さんは市長になられる前から、「対話」を大切にしておられたそうです。それは、今も継続中で、現在は地域別に「まるちゃんカフェ」というタウンミーティングを開催しておられます。
今日は、私の暮らしている朝霧エリアで、「まるちゃんカフェ」が開催されたので、参加してまいりました。
開催にあたり、まるちゃん市長がご挨拶。「会話」「対話」「議論」の違いをお話されました。
テーマがあり、一つの結論を出さんとする「議論」ではなく、その場にいる人みんなが対等の立場で、それぞれの考えを認め合う「対話」をしましょう、と。
想像力と創造力を使って、独創性をプラスして、チーム市役所と市民が共に明石を創っていく「共創」元年にしたいと、いうことでした。
まるちゃん市長の姿勢が大好きです。会おうと思ったら「会える」、話したかったら「話せる」市長って、最高です!
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「市民と繋がる課」(このネーミングも最高)担当者さんから、朝霧って「どんなところ?」「今どんな状況?」といった情報共有がありました。
・人口について
・このエリアにある学校(学校区)
・高齢化率は市全体で増加傾向。朝霧は市内で
最も高く、一人暮らしの率も高い。
・朝霧は明石でも一番東側に位置し、神戸に隣
接していることから、市外へ通勤・通学して
いる人が約62%。
・地形で見ると、高低差が高い。市内でも特に
勾配がきつい。
・朝霧川を底に、すり鉢状の地形である。
等々。
この日の参加者は60人。5人ずつぐらいのグループに分けられ、輪になったら、みんなの膝の上に「えんたくん」という段ボール素材のテーブルトップを載せて、対話が始まりました。(テーブルの脚は参加者の脚)
その円卓に合わせた丸い紙に「朝霧エリアについて」普段自分が感じていることを書き、グループ内でシェアし、対話を深めるのです。
これは大事だと思うものをグループ内でまとめて、全体へ発表したものがこちらの下の写真です。
*市長も、市民の会・朝霧エリアの山下祥議員、中川なつみ議員も各テーブルをまわって、対話に交じって下さいました。
コミュニティバス「Tacoバス」の必要性や、ゴミ捨て等に纏わる環境問題の話も、多く出たようですが、私たちのグループでは、【精神的貧困】という言葉が出ました。
生きていく上で問題に直面した時、それを解決するために、一体どうすればいいのか、孤独感に圧し潰されそうな時、人には「誰かと繋がりを感じられるコミュニティ」や、「相談して安心を得られる居場所」が必要だということです。
私も含め、グループの全員が、現代は他人の事を想うゆとりがなかったり、関わり合いを避ける傾向にあったり、そもそもが無関心なのかも知れないと感じているようでした。「思いやりが大切」という点で、対話に熱がこもりました。
「冷たい」社会から、「温もりを感じられる」社会にするための、地域別のタウンミーテイングはとても良いと思いました。
同じ意識の人たちが、同じ地域にいると思えるだけで、ほっとします。
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お母さんの介護が大変で、職場退職を余儀なくされ、現在就職活動中の女性が同じグループにいたのですが、みんなが彼女の話に耳を傾け、自分たちの経験談をシェアして対話をするうちに、緊張した表情から、すてきな笑顔になっていたことが印象的でした。
勇気を出して、この場に参加したことで、今までとは違う視点を得られたのかな、と想像しました。
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最後に。。。
朝霧カタツムリYogaのサークルが、地域の皆さんの居場所の一つとして、役割を果たしていけますように。。。
皆さま、仲間として、これからも仲良くしてくださいね(^-^)
朝霧カタツムリ