あなたの持ち味

 

誰にでもその人にしかない持ち味があります。

 

でも、自分のことって、わかっているようで、わかっていないものですよね。自分では、あまりにも当たり前すぎて「こんなことが?」と思うようなことが、あなたの素晴らしい特性だったりします。

 

「対話」はとても興味深く、私は皆さんとの対話を通して、私を知ることができます。そして、私も私の言葉を通して、皆さんの持ち味を意図してお伝えすることがあります。

 

でも、皆さんの方では、「そうかなあ?」と自信なさそうなお返事が返ってくることが多いです。あまりに近すぎて、あなた自身の魅力に気づいていないのでしょうね。

 

あなた自身が認識していないだけで、あなたが当たり前にできることは、まわりの人にとっては素晴らしい才能・持ち味・たからものかも知れませんよ。

 

自らをおまかせ状態にして、社会枠にあてはめてしまうのではなく、枠の中にいたとしても、時に諦めず自分のために闘ったり、今生自分が本当にやりたいことに挑戦して頂きたいと思います。

 

自分の真ん中を生きることは、確かに難しいかも知れません。けれども、あなたを生きることはあなたにしかできないのです。

 

自分の事はさておき、まわりのお世話をすることで生き甲斐を感じる人もいます。それは、もちろん素晴らしいことだけれど、中には「あなたは、一体何人分の人生を生きているの?」と心配になる人も......。どうか、優しさを向ける対象に、あなた自身も入れてあげてくださいね。

 

私自身、師匠から何回も言われたのです。「直子、自分のことは?」と。だから、そういう人の気持ちも、わからなくもありません。自分が傷ついてきた人は、人の気持ちがわかるので、ついついやってしまいがちなんです。

 

この世を去る時に、あなた自身が後悔しないように、あなたの本当に望むことを実践してみましょう。

 

あなたがあなたの力を信じてあげてください。あなたがあなたの持ち味を知り、認め、そのままを表現すれば、あなたの「生」は喜びに満ち溢れます。

 

そういった健康的なエネルギーが循環すれば、力入れずとも、自分もまわりも整ってくるでしょう。

 

 

朝霧カタツムリ