「性」教育は「生」教育

 

近年、私の意識がずいぶん変化したことを感じています。

 

私たちが「今」「ここで」「生きていく」ために、「こうでなければ」という今までのこだわりを捨てて、もっと率直に誰かと繋がり、自分だけでは成し得ないことに挑戦し、人と人の間に起きる化学反応のようなものを共に味わって、より良く成長していけないかと、思うようになったのです。

 

ヨーガは心身の健やかさを私たちにもたらしてくれますが、それだけではなく、それぞれが自分自身のことを深く知り、理解し、どう生きていくのが自然で心地よいのか気づかせてくれます。

 

ですから、本当に素直になって、自身と向き合ううちに、「生きる」という大きなテーマに辿り着く人もおられます。

 

これから、様々な角度から「生きる」を考えるために、【みんなで学び合える場】を創っていきます。

 

その始まりとして、同じ朝霧に暮らす大石真那さんと一緒に「性教育座談会」を開催することにしました。

 

有難いことに、次男のお義母さん、長い付き合いの講師仲間、ご近所さん母娘(第三子を妊娠中♡)、大好きなヨーガのメンバーさん、七人も参加して下さいました。

 

(私が知っている人同士が、楽しそうにお話して、繋がる様子を見ているだけでとても幸せな気持ちになりました)

 

 

近年、古い時代の性教育が見直されつつあります。全国の教育現場で「性教育」の講座が開かれることも多くなっているようです。先月、NHK番組おはよう日本でも、「性教育」が注目の話題として取り上げられ、大石さんが「生教育アドバイザー」として出演されたところです。

 

大石さんは長年行政の保健師として勤務してこられましたが、第四子の娘さんを妊娠・出産したことをきっかけに性教育の探究を始められたそうです。

 

子どもたちが性に対して誤った認識を持っていたり、自分を大切にできなかったり、嫌な目に遭ったときに「No」と言えず我慢している現実、予期せぬ妊娠に至るケースなど、日本の性教育の遅れはいろいろな問題につながっています。

 

大石さんは日本の性教育はこのままでは良くないと痛感し、公務員を退職、性教育講師になる道を選択されました。いちばん身近な家族が、自然に「あなたはなぜ生まれてきたのか」を話せる関係性、環境づくりが大切であると、ざっくばらんに話し合える場所を創っておられます。

 

今日の座談会では

 

*小さい頃から家庭での性教育をオススメする理由 (なぜ、小さいうちからなの? 具体的にどんな風に?どんな言葉で?伝えるのが望ましいか、など)

 

*国際セクシュアリティ教育ガイダンスについて(日本の性教育の遅れについて。みんなが今までイメージしてきた性教育より包括的!まさに「生」教育です)

 

*大切にしたい子ども達の権利 (家族や地域のみんなで話し合える意識の土壌があるのは大切ですね)

 

長い間抱いていた疑問を尋ねる人、ジェンダーや人権について意見を述べる人、人の意見に静かに耳を傾け何かを感じておられる方、皆さんそれぞれが自分の立ち位置でそのままでいて下さって、本当に嬉しかったです。

 

差し入れに頂いたシフォンケーキが美味しくて、そういう柔らかさにも助けられた座談会でした。

 

 

 

大石さんの持ってきて下さった沢山の性教育の本は、どれも興味深かったです。皆さん、実際に手に取って頁をめくり、ご自身のお子さんにはどんな本が良さそうか相談にのってもらっていました。漫画のように気負いなく読めるものもありました。外国の絵本は色も絵柄も美しくて、性の話に対する私たちの意識のブロックを外してくれるような気がしました。

 

 

その中でも、私自身も持っていて、実際に家庭教育の中で〈お助けアイテム〉となってくれる一冊が、大石真那さんが出版された「げっけいのはなし いのちのはなし」(写真)です。(Amazonで購入できますし、欲しい方は連絡ください)

 

 

大石真那さんの音声はこちらから↓(クリック)

https://stand.fm/episodes/6441cde1afbb5bc473536bc3

(私のヨーガのこともお話してくれていて、嬉しかったです)

 

お茶を飲みながら、聞いてみて下さいね。

 

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さあ、次は5月20日から毎月一回のペースで始まる、スペシャル集中講座「こころのヨーガ」です。明石の中崎公会堂という趣のある場所で、美味しい和菓子を食べながら、語り合いましょう。(ヨーガもします)

 

「自分たちだったら、ぜったい参加したいよね」という講座を目指し、対話を重ねております。お楽しみに(^-^)

 

 

朝霧カタツムリより